思い立ったら、弘法さんの市。

何となく夕べカレンダーを見ていて、

明日は２１日か、ん？　２１日、

東寺の弘法市やん。


そう、毎月２１日に開かれる弘法市に、

ずーっと行きたいと思っていたのですが、

なかなか、土日にぶつからない。

ふと、あ、今日２１日だわ、と思った休みの日も、

真冬、だったりして、なかなか縁がありませんでした。


今日は雲が多いし、そんなに暑くならないだろうと、

思い立ったら吉日！、と出かけてみました。


JR京都駅を降り、何となく東寺の塔がいつも

見えてるほうに歩いていくと．．．

着きました。こういうところ、京都って好き。わかりやすい。



着いたのは１０時ぐらい。かなりにぎわってました。

広い境内に、ほんまに「いろんなもん」が、

売っています。

フリマ、じゃないです。みんな、プロです。

あんまり売る気のなさそうな店や、

外国人観光客に、かなりボッた値段を吹っかけてる店とか、

そんなん見てるだけで、楽しいです。


醍醐味は、このヤタケタ度。


和はよいでしょ。




この中から掘り出し物をゲット。



あ、ここの「ろうけつ染め」のお店は、ステキでした。

一点モノなので、値段もちょっとお高め（でも、リーズナブルだと思う）。

財布を軽めにして出かけたので、今回は見るだけで我慢。

すごく斬新なデザインのバッグがあって、それを買うために

ここまで来た、と言って買い求めていたお客さんがいました。



うーん。。。

一番、繁盛してた店。おばちゃん率高し。

そんなに安くないんだけどなー。

行く前に、弘法市ののウェブサイトを見てたのですが、

｢開催日に関する問い合わせが多いけれど、毎月２１日しかやっていません！」

という注意書き。

いろいろと、想像するに「なんで２１日にしかしないの？休みじゃないから

いけないじゃない！」みたいなクレームもあるのかも。

なぜ２１日なのか、ちゃんと調べればわかるんだからさ。

「由来」を知ることで、理解できることはたくさんあるのだ。


で、せっかく東寺にきたのだから、お大師さまにご挨拶。

拝観料をケチったわけではないけれど、

結果的にケチって、遠くから塔を眺める。


｢掛け軸」みたいなモノに、ひとつひとつ順番にお参りしてゆく信者の方々。

私は実家が浄土真宗なのですが、こういう他宗派の、違う作法を見るのが

面白いです。



東寺については、司馬遼太郎さんの「空海の風景」や、

その作品を元にNHKが作ったドキュメンタリーの「空海の風景を旅する」

を本にまとめたもので読んでから、市以外でも興味を持っていました。


大曼荼羅も観ましたが、やっぱり、なんのもんやら分かりません。

わからんから、密教なのだといえばそうなんですが。


そうそう、本堂に入るとき、帽子を取る人はとても少ないです。

特に、おばちゃん。

まあ、おばちゃんの頭と帽子は一体化しているとの見方もあるので、

目くじらをたてるもんでもないでしょう。

空海さんは、その辺おおらかそうな気がします。

で、本日のお買い物。

欠けたお茶碗をずっと使っていたのですが、

好きな粉吹のんがあったので。

エッフェル塔好きはしょうがないですねぇ。。。

どっちにしようか迷って、迷うような値段でなかったので２つゲット。

また、来月いこうかな。